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そもそも気とは③

  • 執筆者の写真: 鈴木
    鈴木
  • 2021年1月27日
  • 読了時間: 1分

「気」には大きく分けて五つの作用があります。


1.推動作用

  ・人体の成長や発育および臓腑などの生理活動の促進

  ・活動性の高い物質で、人体内を絶えず休むことなく運動

  ・血や津液、精などを押し動かす

2.温煦作用

  ・人体の組織や器官を温める

  ・熱源として働き、体温を一定に保ち、正常な生理機能を発揮させる

  ・すべての生理機能をスムーズにする

3.固摂作用

  ・生理物質を正常な場所にとどめる

  ・血の脈外への流出、津液の過度の排泄、精の不要な流出を防ぐ

  ・正常な分泌や排泄などの維持

4.防御作用

  ・外邪が人体に侵襲するのを防ぐ

  ・体表を覆い、外邪の侵襲を防いだり、対抗したりするように働く

5.気化作用

  ・各種の変化を引き起こす

  ・生理物質の相互転化と体内の新陳代謝

  ・例えば、飲食物の気の化生、汗や尿など排泄物の生成など


※そのほか、栄養する作用や情報伝達作用(気を媒介として情報伝達している)もある


やはり、「気」はとても重要であるとわかります。

ただ、「気」は目に見えないのではかることが難しいのも確かです。


一番わかりやすいのは元気があるかどうかでしょうか・・・。


次回からは精についてお話したいと思います。

 
 
 

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そもそも精とは②

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